赤ちゃんの緊急対応まとめ|のど詰まり・発熱・けいれんの対処法

赤ちゃんの急な体調変化や事故は、いつ起きるかわかりません。この記事は、緊急時にスマホで開いて対処法を確認できるよう、必要な情報をリスト・表形式で簡潔にまとめました。



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緊急時に長い文章は読めないから、表とリストで「何をすべきか」だけすぐわかるようにまとめてあるよ。
- 乳幼児の緊急時の対処法を事前に知っておきたい方
- 発熱や嘔吐で病院に行くべきか判断に迷ったことがある方
- 子どもの事故予防について、月齢別のリスクを確認したい方
のどが詰まった時の対応(背部叩打法・胸部突き上げ法)


赤ちゃん・乳幼児がのどに異物を詰まらせた場合、年齢によって対処法が異なります。
1歳未満の乳児の場合
「背部叩打法」と「胸部突き上げ法」を5回ずつ交互に繰り返します。異物が出るか、反応がなくなるまで続けてください。
| 手技 | 手順 |
|---|---|
| 背部叩打法 | 片腕に赤ちゃんをうつぶせに乗せ、手のひらであごを支える。頭を体より低くして、背中の真ん中(肩甲骨の間)を手のひらの付け根で力強き5回叩く。 |
| 胸部突き上げ法 | 赤ちゃんを仰向けにし、後頭部を手で支える。両乳頭を結ぶ線の少し足側(胸骨の下半分)を、指2本で力強く5回圧迫する。 |
注意:1歳未満の乳児には、腹部突き上げ法(ハイムリック法)は行わないでください。内臓を損傷するおそれがあります。
1歳以上の幼児の場合
背部叩打法に加え、腹部突き上げ法(ハイムリック法)を行います。子どもの背後に回り、みぞおちの下に拳を当てて手前上方に素早く圧迫します。背部叩打法と交互に行ってください。
反応がなくなったら
- すぐに119番に通報する
- 硬い床に仰向けに寝かせ、心肺慗生法(胸骨圧迫)を開始する
- 口の中に異物が見えたら取り除く(見えない場合は指を入れない)
※ 出典:こども家庭庁「もしもの時の応急手当方法」



のど詰まりの対応は月齢で変わるので、月齢ごとの方法を頭に入れておくのが大事です。いざという時に迷わず動けるように、一度練習しておくと安心ですよ。
発熱したら病院に行くべき?判断基準




すぐに受診すべき場合
以下のいずれかに当てはまる場合は、夜間・休日でもすぐに医療機関を受診してください。
- 生後3ヶ月未満で38度以上の発熱
- ぐったりして反応が薄い
- 呼吸が苦しそう(肩で息をしている、鎖骨の上や肋骨の間がへこむ)
- 水分をまったく受け付けない
- けいれんを起こした
- 顔色が明らかに悪い(青白い、土気色)
翌日の受診でよい場合(4つの指標)
以下の4つすべてに当てはまる場合は、翌日の通常診療での受診で問題ないことが多いです。
| 指標 | 確認ポイント |
|---|---|
| 眠れている | ぐずりながらでも入眠できる |
| 食べられる(飲める) | 母乳・ミルク・離乳食を少量でも口にできる |
| 水分が取れる | お茶・経口補水液などを飲める |
| 遊べる(機嫌がよい) | 起きている時間にいつもと大きく変わらない反応がある |
判断に迷ったら、#8000(こども医療電話相談)に電話して相談してください(詳しくはこの記事の最後で紹介しています)。



「眠れる・食べられる・飲める・遊べる」の4つを覚えておくと、夜中に焦った時でも冷静に判断できるよ。
熱性けいれんが起きたら


熱性けいれんは、38度以上の発熱に伴って起こるけいれんで、生徊6ヶ月〜5歳ごろの子どもに見られます。多くは数分以内に自然に治まりますが、初めて見ると焦ります。以下の手順で落ち着いて対処してください。
やるべきこと
- 横向きに寝かせる:嘔吐物で窒息するのを防ぐため、体ごと横向きにする
- 時計を確認する:けいれんが始まった時刻と持続時間を記録する
- けいれんの様子を観察する:目の向き、左右対称か、体の一部だけか。スマホで動画を撮影しておくと受診時に役立つ
- 衣服をゆるめる:首元のボタンなどを外し、呼吸しやすくする
やってはいけないこと
- 口の中にものを入れない(割り箷・ハンカチ・指など。窓偯の危険がある)
- 体をゆすらない・大声で呼ばない・押さえつけない(刺激になる)
- 無理に抱き上げない
受診の目安
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 初めての熱性けいれん(5分以内に収まった場合も含む) | すぐに受診 |
| 2回目以降で、5分以内に収まった | 翌日の通常診療で受診 |
| 5分以上続いている | 119番(救急車を呼ぶ) |
| 短時間で繰り返し起きる | 119番(救急車を呼ぶ) |
| けいれんが左右非対称 | すぐに受診 |



初めて見ると本当に焦りますが、「横向き・時間を計る・動画を撮る」の3つだけ覚えておいてください。口にものを入れるのは絶対NG です。
事故・怪我の予防(月齢別リスク)


子どもの不慮の事故は、月齢・年齢によってリスクの種類が変わります。事前に知っておくことで予防できるものが多くあります。
| 月齢・年齢 | 主なリスク | 予防ポイント |
|---|---|---|
| 0〜4ヶ月 | 窒息(寝具・ぬいぐるみ) | 柔らかい寝具を使わない。赤ちゃんの顔の周りにものを置かない。 |
| 5ヶ月〜1歳 | 誤飲(タバコ・ボタン電池・薬) | 直径39mm以下のものを手の届く範囲に置かない(トイレットペーパーの芯を通るサイズが目安)。 |
| 6ヶ月〜1歳 | 転落(ベッド・ソファ・階段) | ベビーベッドの柵を上げる。ソファに寝かせたまま離れない。階段にゲートを設置する。 |
| 1〜4歳 | 溺水(浴槽が最多) | 浴槽の残り湯は必ず抜く。入浴中は絶対に目を離さない。わずか10cmの水深でも溺れることがある。 |
| 1〜3歳 | やけど缈ポット・�*飯器・アイロン) | 蒸気の出る家電を手の届かない場所に置く。テーブルクロスを引っ張って熱い飲み物がかかる事故にも注意。 |
特に注意すべき統計データ
- 0歳児の不慮の事故死因 第1位は「窒息」です。寝具、おもちゃ、食品による窒息が多く報告されています。
- 1〜4歳児の不慮の事故死因 第1位は「溺水」です。発生場所は浴槽が最も多くなっています。
- 誤飲のピークは生後5ヶ月〜1歳半です。タバコ、ボタン電池、医薬品の誤飲が多く、ボタン電池は体内で化学やけどを起こす危険があります。
※ 出典:消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」、政府広報オンライン「赤ちゃんやこどもを誤飲・窒息事故から守る!」、こども家庭庁「窒息・誤飲事故」
やけどの応急処置
やけどをしたら、すぐに流水で20分以上冷やしてください。服の上からやけどした場合は、服を脱がさずにそのまま水をかけます。ただし乳児の場合は、長時間の冷却で体体温になるおそれがあるため、体全体が冷えすぎていないか注意しながら冷やしましょう。広範囲のやけどや水ぶくれが大きい場合は、冷やしながら119番に連絡してください。



月齢ごとにリスクが変わるから、成長に合わせて家の中をチェックし直すのが大切だよ。特に「はいはい→つかまり立ち」の時期は要注意。
知っておくべき禁止事項(ハチミツ、SIDS予防)


1歳未満にハチミツは与えない
ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている可能性があり、1歳未満の乳児が摂取すると「乳児ボツリヌス症」を発症するおそれがあります。腸内環境が未熟な1歳未満の赤ちゃんでは、芽胞が腸内で増殖して毒素を出すためです。
- 加熱しても芽胞は死滅しない
- ハチミツ入りの飲料・パン・お菓子にも注意が必要
- 1歳を過ぎれば腸内環境が発達するため、通常は問題ない
SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防
SIDS(Sudden Infant Death Syndrome)は、何の予兆もなく乳幼児が睡眠中に突然亡くなる疾患です。原因は完全には解明されていませんが、以下の3つの対策でリスクを下げられることがわかっています。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 仰向けに寝かせる | うつぶせ寝はSIDSのリスクを高めます。医学的な理由がない限り、寝かせる時は仰向けに。 |
| たばこの兙を避ける | 妊娠中の喫煙・受動喫煙ともにリスク要因です。家庭内の禁煙が推奨されています。 |
| できるだけ母乳で育てる | 母乳育児がSIDSのリスクを低下させるという研究報告があります。 |
令和6年にはSIDSで55名の乳幼児が亡くなっています。ほかにも、柔らかい寝具や枕を使わない、赤ちゃんを温めすぎない、同じ部屋で寝る(ただしベッドは別にする)なども推奨されています。
※ 出典:こども家庭庁 令和7年SIDS対策強化月間プレスリリース(PDF)、こども家庭庁「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン」
食品に関する注意
- 硬い豇・ナッツ類の5歳以下に与えない:噛み砕く力が未発達なため、気道に詰まる危険がある
- 球状の食品(ミニトマト・ぶどうなど)は4等分にする:丸ごと食べると窒息の原因になる
- 餅・癹玉・こんにゃくゼリー:弾力があり噛み切りにくい食品は、小さく切ってから与える
※ 出典:消費者庁「食品による子どもの誩息・誤嚥事故に注意!」



ハチミツは「加熱すれば大丈夫」と思われがちですが、芽胞は加熱では死滅しません。1歳未満は絶対に避けてください。
困った時の相談先(#8000、救急)


夜間や休日に赤ちゃんの体調が変化した時、「病院に行くべきか」を相談できる窓口があります。
| 相談先 | 電話番号 | 対応時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| こども医療電話相談 | #8000 | 夜間・休日(都道府県により異なる) | 小児科医・看護師に電話で症状を相談できる |
| 救急安心センター | #7119 | 24時間(実施地域のみ) | 救急車を呼ぶべきか相談できる |
| 救急車 | 119 | 24時間 | 意識がない・呼吸停止・大量出血など |
| こどもの救急(Web) | kodomo-qq.jp | 24時間 | 症状から受診の目安をチェックできる |
#8000の使い方
#8000は全国統一の短縮番号です。プッシュ回線の電話やスマートフォンから「#8000」とダイヤルすると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。相談は無料ですが、通話料は利用者負担です。
対応時間は都道府県によって異なります(平日夜間のみの地域もぁれば、24時間対応の地域もあります)。お住まいの自治体のWebサイトで事前に確認しておきましょう。
※ 出典:厚生労働省「子どもの症状は#8000」
119番を迷わず呼ぶべき状況
- 意識がない、呼びかけに反応しない
- 呼吸をしていない、または不規則
- けいれんが5分以上続いている
- 大量の出血がある
- 誤飲後に意識がもうろうとしている
- 広範围のやけどをしている
迷ったら呼んでください。「救急車を呼ぶほどではないかも」と躊躇する必要はありません。



#8000はスマホの電話帳に登録しておくと、いざという時にすぐかけられるよ。パートナーのスマホにも入れておいてね。







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