【結婚式DIY】ウエイトドールを好きなぬいぐるみで手作りする方法!
今回は結婚式の際にウエイトドールを手作りして両親に贈った時のことを記事にします。
手作りと言いつつ市販のぬいぐるみの中身を差し替えただけなので、裁縫初心者でも気軽に挑戦できると思います。
そもそもウエイトドールとは?
ウエイトドールとは自分の生まれた時の体重と同じ重さに作られたぬいぐるみのことを指します。
結婚式には定番のプレゼントですが、市販のウエイトドールには好みのデザインがなく、お値段も高めだったため、思いきって手作りすることにしました。
ウエイトドールをプレゼントした理由
私は自分の結婚式で両親にウエイトドールを贈ることに絶対的な憧れがあったので、プレゼントすること自体に疑問は抱かなかったのですが、ネットでウエイトドールと検索すると真っ先に「ウエイトドール いらない」と出てきて少し焦りました。
ウエイトドール要らない派の主な意見は以下の3つ。
- ぬいぐるみを可愛いと思えないし、いらない
- 重くて持ち運びづらく移動が大変
- 大きいし置き場に困る
私としては「ウエイトドールとか絶対もらったら感動するやん?うるうるさせたいやん?」くらいしか考えてなかったのですが、要らない派の意見も見て、確かになとも思いました。
そのため、ウエイトドールを贈る際は上記の理由も加味した上で、贈るかどうか一度検討してみるのも大切かもしれません。
我々の場合はどちらの母親も可愛いもの好き且つ両家ともぬいぐるみがそれなりにいる家だったため、一度悩みはしたものの当初の予定通りウエイトドールを贈ることに決めました。
ぬいぐるみでなく生まれた時と同じ重さのお米(体重米)を贈るのも一つの手ですね。
使用した材料と道具
今回使用した材料と道具は以下のとおりです。
★必須
- 好きなぬいぐるみ 2体
- ペレット 2kg(体重による)
- 裁縫セット(針・糸・糸切り鋏・裁ち鋏)
- 秤(体重計)
★必須でないもの
- シュシュ 1個(飾り用)
- 蝶ネクタイ 1個が(飾り用)
- ワッペン(飾り用)
- 手芸用の綿 適量
- 大きめのフェルト(布) 適量(100均で購入した1m×1mの白いフェルト1枚)
- ダンベル(1kg) 2個
- 鉛玉
後から詳しく書きますが、フェルトやダンベル、鉛玉は正直いらなかったかもしれない。
商品名 | 金額 | 個数 | 備考 |
ぬいぐるみ | 6,634 | 2 | 送料無料 |
ペレット(1kg) | 1,716 | 2 | 送料660円込 |
ダンベル(1kg) | 660 | 2 | |
鉛玉(釣用) | 220 | 2 | |
リボン(蝶ネクタイ用) | 550 | 1 | |
綿 | 220 | 2 | |
フェルト | 110 | 1 | |
合計 | 10,110 |
かかった費用は2体で約10,000円!
普通に注文すると20,000円~50,000円ほどするようなので、かなり節約できました。
ちなみに以下のサイトでどれぐらいの値段なのか調べました。
70種類品揃えウェイトベア専門店|結婚式や出産お祝いにピッタリ
選んだぬいぐるみ
今回我々が選んだぬいぐるみはこちら!
ふわふわで抱き心地が良く、程よい大きさのあるぬいぐるみです。
小さすぎると重くするのが難しく、また、大きすぎると持つのが大変なので、抱き抱えるのにちょうど良さそうなサイズを探して選びました。
最高に可愛い・・・
こりすちゃんも私の母もミッフィーが好きなので我々にとってはベストな選択。
作り方
①ぬいぐるみの重さを量る
まず、ぬいぐるみに手を出す前に用意したぬいぐるみ本体の重さを量ります。
出生時の体重−ぬいぐるみ本体の重さ=これから追加するおもりの重さ
例(我々の場合):
2574g(出生時の体重)− 440.5g(ぬいぐるみの重さ)= 2133.5g(これから追加するおもりの重さ)
我々は1kgまでしか量れないキッチン用の小さい秤で量ったので、秤の上に大きめのボウルを乗せて、その上にぬいぐるみを乗せて量りましたが、可能なら5kgくらいまで量れる大きめの秤で量った方が効率的。
なお、ぬいぐるみにつける装飾も含めて出生時の体重にする場合は、最初に装飾を作ってからその重さも量り、追加するおもりの量を決める必要があります。
②ぬいぐるみから綿を出す
ここからはぬいぐるみに謝罪をしながら作業します。
まず、糸切り鋏で目立たない部分の糸を切り、ぬいぐるみの縫い目を一部解きます。解きすぎると後から縫うのが大変なので、腕が1本余裕で入るくらいを目安に解くとちょうど良いです。
縫い目を一部解いたらぬいぐるみから綿を全て出します。
縫い目が目立ちにくいお尻のあたりの糸を解くのがオススメ。
③綿とペレットをバランスよく詰める
ぬいぐるみの中身をすべてペレットにしてしまっても良いのですが、それだと少しゴツゴツした手触りになるため、スペースに余裕があれば外側と近い部分に綿を薄く詰め、内側に近い部分にペレットを詰めると手触りも良いのでオススメです。
我々の場合はミッフィーのぬいぐるみだったので、顔と耳の部分に綿をパンパンに敷き詰め、体の外側に近い部分に残りの綿を薄く詰めてからペレットを投入しました。
④解いた箇所を縫い付けて閉じる
工程②で解いた部分を糸で縫い付けます。解いた糸に針を通して玉留めした後、別の糸を用意して縫い付けると、解いた部分がそれ以上解けていかない、且つ作業しやすいのでオススメです。
⑤飾りをつける
最後にぬいぐるみに飾りをつけて完成です。我々の場合は新郎のぬいぐるみにはベージュの蝶ネクタイを、新婦のぬいぐるみにはレースのシュシュ(家にあったやつ)を付けました。
新郎の蝶ネクタイはベージュの布を購入してリボンを作り、縫い付けたものです。
蝶ネクタイはこちらのサイトを参考に作成しました!
新婦のぬいぐるみにはベールをつけたりドレスを着せたり色々やりたかったのですが、そこまでの技量と時間がなかったため、泣く泣く断念。
結果的にはレース生地のシュシュを付けただけでかなりそれっぽくなったので、ぬいぐるみの耳にシュシュをつける案、簡単でオススメです。
その他、ぬいぐるみの足の裏にアイロンでくっつくワッペンを貼り、ワッペンに手書きで「名前」「生年月日」「出生児の体重」を書いたりもしました。
生年月日:YYYY.MM.DD
本当は足の裏に刺繍する予定でしたが、刺繍が下手すぎてめちゃめちゃ読みづらかったのでワッペンにしました。
基本的な流れは①〜⑤の通りですが、ぬいぐるみの大きさや出生時の体重によってはペレットだけでは重さが足りない場合があります。
我々は出生時の体重が比較的軽かったため、正直ペレットだけで足りたのですが「きっと足りないから重くしなきゃ!」と言う気持ちから、ペレットの他に以下のものをぬいぐるみの中に入れました。
- フェルトと綿で覆ったダンベル
- 釣り用の鉛玉
フェルトと綿で覆ったダンベル
一つ目が100均で購入した1kgのダンベルです。ダンベル単体をそのまま入れるとゴツゴツ感が拭えないので、白色のフェルトで簡単な袋を作り、その中に綿とともにダンベルをいれて、ダンベルのゴツゴツ感を軽減しました。
表面が金属製のダンベルだと錆が表出する恐れがあるため、ダンベルは表面が樹脂製のものがオススメ。
釣り用の鉛玉
二つ目が釣り用の鉛玉です。小さいけれど重さを稼げると言う利点からぬいぐるみの手のひらや足のあたりに入れましたが、今思うと経年劣化で錆びないかとても不安。
鉛は鉄よりは錆びにくいと言われていますが、あまりオススメの素材ではありません。
ペレットと綿だけで足りるのならそれに越したことはない。
出生時の体重が重い場合はぬいぐるみも大きめのものを選ぶと変わった材料を入れずに済みます。
その他に工夫した箇所
ペレット投入時の計量
我が家にあったのは1kgしか量れない小さな秤だったため、ぬいぐるみの中に綿やペレットを詰める際は、入れる物の重さをあらかじめ量ってからぬいぐるみの中に投入する必要がありました。
ペレットの重さを量って、メモして、電卓で計算して…の作業を繰り返して、なんとか目標の重さに調整。
結構面倒だったので、こんなことなら5kgくらい量れる秤を買えばよかったなと少し後悔。
我々が使っているのは↓
5kgまで量れるのは↓
完成品の計量方法
1kgの秤では最終的な重さが計量できないため、最後の確認には体重計を使用しました。
ぬいぐるみを抱き抱えた状態で体重計に乗り、ぬいぐるみを持っている時と持っていない時の体重差を算出。
我が家の体重計は0.1kg刻みだったため、1g単位のズレはわからないのですが、そこは手作りなのでね!大目に見てほしい。
出生時の体重の聞き出し方
ウエイトドールをサプライズで渡したい場合は出生時の体重をバレないようにナチュラルな感じで聞くのが大切。
私の場合は「私の出生時の体重を教えてもらえませんか?なんか演出に使うのかな?式場の人に聞かれて」と母に連絡して母子手帳の写真を送ってもらいました。
ウエイトドールの渡し方
ウエイトドールはファーストミート(ドレスアップした後に初めて家族と会う時間)の時に手渡しするのが一般的とのことでしたが、ファーストミート中ずっとウエイトドールを持ち続けるのは重いのではと思ったため、我々の場合は親族控室にウエイトドールを設置し、その横に持ち帰り用の袋と幼い頃の写真を抜粋したフォトブックを置くという方法で渡しました。
よく考えたらファーストミート中に両親がぬいぐるみを持ち続けるということはなく、頃合いを見て式場の方が預かってくださると思うので無駄な心配だったかもしれません。
ファーストミートでは手紙を渡す必要もあったのでこのような手法を取りましたが、やっぱり直接手渡しした方が感動的だったかな…と今になって思います。
作ってみた感想と両親のコメント
元々ハンドメイドは好きなので、作るのはとても楽しかったです。1体目を作る際は手探り感が強くて時間がかかりましたが、2体目はスムーズに作ることができました。
そして受け取った両親の感想は…
「おも〜〜〜い!!!え!?こんなに重かったっけ!?」でした。
「こんなに大きくなって…」よりも「赤ちゃんって意外と重いな」と言う感想が勝ったようです。まぁ、楽しそうだったからいっか。
ぬいぐるみのその後を聞いたところ、一方は寝室、一方はこれまで収集したミッフィーコレクションと共にのんびりしているとのことでした。
以上、手作りのウエイトドールを贈ってみたレポでした!
写真が全然なくて申し訳なかったですが、要は好きなぬいぐるみの中身を差し替えるだけなので比較的挑戦しやすいはず・・・!好きなデザイン且つお値段も抑えられるので個人的にはおすすめです。
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