排水溝に穴しかない!困ったときの洗濯機排水エルボの取りつけ方
こんにちは!コリスです。
今回は引っ越しの時にガチで困った、洗濯機排水エルボの取付け方について記事にしました。
さっそくですが本題に入ります。まずはこちらをご覧ください。
今この記事を読んでいる方で、洗濯機置き場がこの状況のあなた、あなたがこの記事の対象です。私はあなたのためだけにこの記事を書きました。
それ以外の方は気になる項目だけ読んでいただいて、後は他の方のためになる記事を参照ください。
基本用語説明
エルボ
エルボとは、洗濯機の排水ホースと排水パイプを固定する接続管のことです。
写真で言うと、ここ↓
虫の侵入や悪臭を防止するための「排水トラップ」が設置されている場合は、排水ホースと排水トラップをエルボで繋ぐことになります。
エルボがない場合でも排水は可能ですが、エルボを設置することで、水漏れ防止やホースの寿命を延ばすことができます。
エルボがなくても排水できるって知らなかった…
写真の部品全体をエルボと呼ぶのかと思ってた
排水トラップ
排水トラップとは、水道管の途中に水を溜め、経路を遮断するための器具または仕組みのことです。
先程の写真はエルボと排水トラップがセットになったタイプの写真ですが、排水トラップというのは一般的にどこの家庭にもあるものです。
洗面台やシンク下の水道管がぐねぐね曲がっているのを見た事はないでしょうか。あの部分が排水トラップです。
曲がっている部分に水がたまることで、下水道から虫や悪臭が上がってくるのを防ぐという仕組みです。
洗濯パン
洗濯パンとは、排水口の付いた受け皿のことです。
洗濯機の排水ホースと排水口(排水パイプ)を繋げる穴が空いており、例え水が溢れたとしても、洗濯パンが受け止めて排水口から排水される仕組みになっています。
洗濯パンは水漏れの強い味方ではありますが、必ず必要というわけでも無さそうだったため、今のところ我々は洗濯パンなしでやってます。
結論
最初に皆さんが気になっているであろう、必要な情報だけ箇条書きします。
・床に穴だけ空いているタイプは排水ホースを穴に入れるだけでOK
なんと、我々のように穴だけ空いているタイプは、排水ホースを穴に突っ込むだけで洗濯機が使用可能とのこと。く・・・エルボを買う前に知りたかった・・・!
しかし、このタイプには排水トラップがついていないので先述した通り、悪臭や虫問題が発生する恐れがあります。いや、もうそれならOKちゃうやんという感じですが、洗濯機の到着までに排水トラップ付きエルボが用意できなくても最悪どうにかなるみたいです。
ただ、我々は排水トラップの取り付けがうまくいかず、結果的に洗濯機設置業者の方に助けていただいたので、取り付けに不安を感じる人は洗濯機が来る前に排水トラップ付きエルボを用意するのが無難です。
「要らん」って言ったり「要る」って言ったりしてごめんね。
・エルボは基本、大家さんや管理会社が用意すべきもの
エルボ選びでめちゃめちゃ迷った後にこの事実を知り、絶望しました。
賃貸の場合、前の住人が洗濯機の付属品と間違えてエルボを持ち去ってしまうことがあるそうです。そのため、今の物件にエルボが見当たらない場合は、まずは大家さんや管理会社に尋ねてみましょう。
我々の場合はエルボなしでいけるタイプだし、管理会社もマジで頼りにならん状態だったので、どのみち自分達で用意する羽目になっていたかもしれませんね。
エルボの購入
採寸編
ここからは実際にエルボをつけてみたレポです。
エルボのことがさっぱりわかっていなかった我々は、とにもかくにも不安だし、エルボをつけねばと奮闘していました。そんな我々を襲った最初の壁が「採寸」です。
「エルボには色んなサイズがあります。事前にサイズを測っておきましょう♪」
これはどこの記事にも書いてあることですが、実際どこを測るべきなのか書いてある記事を購入前に見つけることができませんでした。
まずですね、今穴の周りについている銀色のこれ、これは化粧カバーと言います。こいつのせいで我々は混乱する羽目になってしまいました。
こいつをまずは外します。
外す時、結構力を入れたので少し怖かったのですが、引っぱったら外れました。ネジで留めるタイプもありますが、見た目上何もないようであれば、おもいっきり引っ張れば外れると思います。
たぶんないと思いますが、化粧カバーを接着剤で固定しているケースもあるかもしれないので、どうしても外れない場合は床と化粧カバーの隙間にカッターか定規のような薄いものを差し込み、床と化粧カバーとの間に空間があるか確認してみてください。
空間がない場合は接着剤などで固定されている可能性大なので、接着剤の部分をカッターなどでゴリゴリ削らないと外れないかもしれません。
化粧カバーを外したら、図のような感じで排水パイプが見えると思います(写真撮り忘れましたすみません)。
エルボを購入する際に把握すべきなのは「排水ホースの口径」と「排水パイプの内径※1」です。
※1 洗濯機パンとエルボを繋ぐときは「洗濯機パンの口径」を確認する必要があります。
排水ホースの口径
排水ホースの口径は説明書などで洗濯機の仕様を確認すれば良いと思いますが、我々の場合は洗濯機の仕様に排水ホースの口径が記載されておらず、エルボを購入する時までに確認することができませんでした。
時間もなかったので祈る気持ちで適当なやつを購入し、なんとかはまったわけですが、できれば購入前に確認しておきたいですよね。
エルボ購入後に改めて調べてみたところ、「洗濯機の型番」+「排水ホース」で検索をかけると、洗濯機に合った排水ホースがヒットし、その仕様を確認することで口径を調べることができました。
排水ホースの口径は直径26mm~40mmのいずれかとのこと。我々の排水ホースの口径は30mmだったので、下の図の赤枠部分が30mmより少し大きいやつを偶然買ったようです(適当ですみません)。
なんにせよ、エルボに洗濯機の排水ホースを差し込む形となるので、排水ホース口径 < エルボ(図の赤枠部分)となればとりあえずは大丈夫です。ただ、エルボ側が大きすぎると排水ホースがガバガバになるので、いくつか見比べて最もサイズが近いものを選びましょう。
排水パイプの内径
今回は排水パイプに排水トラップ付きのエルボを突っ込むため、下の図のように排水パイプの内側の大きさ(直径)を測ります。この大きさが図の青枠部分の大きさを越えなければ大丈夫です。
購入編
我々は排水トラップもない穴だけタイプだったので、こんな感じの排水トラップ付きエルボを購入しました。
洗濯機が届く直前までエルボのことがわからず阿鼻叫喚していたので、ネット通販ではとても間に合わず、近くのホームセンターに駆け込み購入しました。
設置時の失敗とその他注意事項
エルボの設置に関しては説明書を見てくださいとしか言えないのですが、我々が設置の際にやらかしたことを次に述べます。
化粧カバーの取り付けミス
我々が購入した化粧カバーは3本のネジで止めるタイプでした。賃貸の床に穴を開けても良いのか…?と迷いましたが、何も教えてくれなかった管理会社にめちゃめちゃ腹が立っていた私はネジをぶち抜くことを決意。
ぶち抜くぜオラアアア
しかし、床にネジを打ち込んだことがなかったので、「事前に穴とか開けた方がネジが入りやすくて良いかな?」といらぬ考えがよぎり、ネジ留めする前に、ネジ止めしたい箇所にある程度の穴を開けてしまいました。
その結果、ネジが全く効かず、ふらっふらの状態に。
洗濯機の設置業者の方がひっくり返る事態になってしまいました。
どっひゃ~
日曜大工をされる方には基本中の基本かもしれませんが、ネジを打ち込む際は事前に穴など開けず、電動工具を使ってぐっと押し込むように打ち込みましょう。
化粧カバーの周りをコーキングしてしまった
水漏れなどを防ぐために、隙間を樹脂などで塞ぐことをコーキングと呼びます。引越し当初、なんでもかんでもコーキングすれば良いと思っていた私は、化粧カバーの間のわずかな隙間もコーキングしてしまいました。以下、それを見た洗濯機設置業者の方の反応です。
「え、うわうわうわ、えぇ〜、なにこれなにこれ、え、なにこれどーなってんの、え、なんでなんでなんで」
なんだかとってもヤバそうです。
恐る恐る、この家にはエルボがなく、自分で取り付けたこと、なんでもコーキングすればいいと思い、コーキングを施してしまったことを説明しました。
納得しつつも絶望的な顔をしだす設置業者。どうやら、エルボの取り付け順を間違えている+コーキングしていてエルボが取り外せないという状況のようです。ヤバいやん。
ただ、なんと奇跡的にコーキングしてから日が経っておらず、且つ紙粘土のような質感のコーキングだったため、コーキングを取り外すことができました!良かった!
設置業者の方にエルボを再取り付けしてもらい、無事事なきを得ました。
先述した通りネジもふらっふらで設置業者の方が疲れたように笑ってました。本当にごめんなさい。
業者の方によると、この隙間はどうしても空いてしまう仕様のようです。しかし、この隙間から水が漏れることはなく、隙間風が入る程度とのこと(構造上この隙間から水が漏れることはないらしい)。
私のように隙間をコーキングしてしまうと、定期的な掃除ができない他、水圧がかかった際にホースごとぶっ飛んでしまう恐れがあるためしてはならないそうです。危機一発だ。
余計な部品を取り付けていた
付属部品は全て取り付けねばと思い、全部組み込んでしまったのですが、写真の透明なプラスチックの部品は、洗濯機側にその部品がない際の予備部品とのこと。
今回は洗濯機側に付属していたため、取り付け不要でした。こんなの罠やん。
「ふんばるマン」は事前に置かなくて良い
洗濯機の直置きが嫌だったので、「ふんばるマン」という商品を購入しました。こんなやつ。
「ふんばるマン」を事前に設置し、その上に洗濯機を置いてほしいとお願いしたのですが、最初から置いてある上に置くのは難しいとのことで一旦避けることになりました。
その上に置いて欲しい旨は説明する必要がありますが、最初はどけておいた方が無難のようです。
ふんばるマン、以下のメリットがあるのでおすすめです。
・洗濯機の下を掃除できる
・洗濯機の音が静かになる
・漏水を防げる
・排水口が詰まりにくくなる
搬入時の虫対策を怠った
洗濯機搬入時、窓から搬入してもらったのですが、虫が入ってきてしまい不快でした。
吊り下げ式の虫除けグッズなど、虫除け対策をもう少し徹底すれば良かったです。
その他業者の方のアドバイス
排水トラップの清掃頻度
排水トラップは年1回程度掃除が必要とのこと。黒い部分を掃除し、糸くずなどを除去する必要があるそうです。
また、掃除した際に配管にパイプユニッシュなどを流して規程時間放置し、ペットボトルに水を入れて流すと臭いの原因を取り除くことができて良いとのこと。
洗濯機の蛇口の栓について
洗濯機の蛇口の栓は不在時は閉めておくのが無難だそうです。
栓を開きっぱなしにしていると、常に水圧がかかった状態になり、地震などでホースの位置がズレた場合などに水浸しになる恐れがあるとのこと。
我々が住む富山県は地震が少ない県ですが、だからこそ危機感が薄い面もあるので気をつけたいですね。
→親切な方にコメントいただき、写真のようなタイプであれば、地震で外れてしまった場合でも水が止まる仕組みになっていることがわかりました。調べてみたところ、写真の給水ホースは「緊急止水弁付き」と呼ばれるタイプのようで、給水ホースが抜けてしまった場合はストッパーがおりて水を止めてくれる仕組みのようです。ただ、業者の方が完全に間違っていたわけでもないようで、蛇口が開けっ放しの場合、配管や水栓金具に水圧が常にかかり、経年劣化で水漏れが生じやすくなるそう。たしかに水圧がどうこう言われた気がする…。気になる方は、下記のサイトが詳しくてわかりやすかったのでご参照ください。(追記)
まとめ
以上、洗濯機の排水エルボ取り付けてみたレポでした!私自身が超絶初心者なので、初心者目線で記事を書けたのではないかと思う一方で、正しい情報がお届けできているか正直不安な状態ではあります。
もし誤った情報があればすぐに修正したいので、お詳しい方がいらっしゃいましたらコメントいただければ幸いです。
この記事を書く中で、下記のブログがとても参考になったので最後にリンクを貼ってゆきます。
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