クレーンゲーム依存症カップルがある制度を導入して改善した話

少し恥ずかしい話なのですが、我々カップルはクレーンゲームが大好きです。好きの程度としては、ほぼ毎週末ゲーセンに行くほど。
最初は楽しくやっていたのですが、最近「もしかして依存症みたいになってない…?」と思い始め、お互いに危機感を覚えるレベルになりました。
そんな我々がオリジナルルールを作り、なんとか持ち直した話を今回はしたいと思います。
クレーンゲームにハマったきっかけ
最初は1,000円でどちらが多く取れるか対決をしたのが始まりだったと思います。
しかし、ど素人がいきなり1,000円で何か取れるわけもなく…結局その日はお互いに何もゲット出来ずに帰りました。
その後もしばらく、ゲーセンを見かけては1,000円対決をし、結局何も得られず…という日々を繰り返していたのですが、それを続けていくうちにちょっとずつ上手くなっていき、気づいた頃にはたまに景品が取れるくらいに上達していました。
恐らく、この「ちょっと上手くなってきた」頃から段々とクレーンゲーム沼にハマっていったのだと思います。
別に欲しくもない景品なのに取れそうだからやってみる、せっかく来たしとりあえず適当な台でやってみる、何もないと寂しいから最後にお菓子の台で悪あがきする等々、どんどんお金を浪費するようになっていきました。
お互いにこのままじゃダメだと思いつつも、取れた時の快感が忘れられなくてついゲーセンに行ってしまう。隔週で行こうと決めたのに、結局我慢できずに毎週行ってしまい、最終的にはハシゴするように…。
文字に起こしてみて初めて気づきましたが、完全に依存症ですよね。そんな、ダメな状態になっていきました。
「定額制度」をスタート
このままじゃ本当にダメになる!そう思い、2人で真剣に話し合って、ある制度を導入する事にしました。それが今回ご紹介する、「定額制度」です。
「隔週で行こう」というルールが守れなかった我々。そこで今度は毎月使える額を定額にする制度を導入することにしました。
この定額制度を導入するに当たり、いくつかのルールを設けました。そのルールを1つずつご紹介します。
ルール① お金は毎月3,000円!
まず、毎月使えるお金をいくらにするか決めました。なんというか、この制度の肝の部分です。
本当は月額1,000円くらいにしたかったのですが、あまりに厳しすぎるとルールを逸脱すると思い、あえてこの価格にしました。
金額設定の難しいところは、緩すぎてもいけないということ。
毎月のお金を計算していたわけではありませんが、我々は毎週1,000円くらいをゲーセンに捨てていたので、1,000円×4週=4,000円をベース金額とし、そこから7〜8割減ほどの3,000円と設定しました。
ルール② 余った金額は「緊急貯金」に回す!
我々が最もルールを破りそうな瞬間は「あと1回で取れそうなのに、お金がない…!」という状況だと推測し、「緊急貯金」という救済措置を設けることにしました。
「緊急貯金」とは、いざというときに使うことができるお金のこと。そのまんまですね。月額の3,000円は使い切ってしまったけれど、何としてでも取りたい景品が現れた際に「緊急貯金」に貯金された額を使うことができます。
しかし「緊急貯金」は、先月の余った金額を貯金に回すため、最初の1月目には使うことができません。
その点にやや不安を覚えましたが、我々の性格上恐らく最初の1ヶ月くらいはルールを守れるだろうと予測。そのため、最初の緊急貯金は0円でスタートしました。
ルール③ 緊急貯金は3,000円まで!
緊急貯金を延々と貯め続けるのも良くないと思い、緊急貯金の限度額を3,000円に定めました。
緊急貯金が3,000円を超えると少しもったいない気がしてしまいますが、その分節約できているということなので、前向きに考えましょう。この思考がいけないんだろうな、きっと。ぴえん。
ルール④ゲーセン通帳に結果を残す
「今月はあと○○円しかない…!」感を増すため、スマホのメモ帳に「ゲーセン通帳」なるものを作り、結果を記録することにしました。
通帳には「使った日付」「使った金額」「残金」「緊急貯金額」「獲得景品」の5項目を記載。結果を記録に残すことで、現状を知り、クレーンゲーム意欲を削ぐことも狙いの一つです。
いざ実践!
ではここからは実際のゲーセン通帳を見ながら、我々の奮闘ぶりをご紹介していきます。
1カ月目


月初めにいきなり1,000円を使ってしまいます。この制度に慣れていないとはいえ、完全にアホです。
初日で使いすぎたことから、2週目のデートでは100円ずつしか使わない超節約モードに。
しかし3週目では「あれ?なんかいっぱい余ってるしいけるんじゃね???」とまたまた浪費モードに走ります。
そして残り400円しかない4週目では再び節約モードに…。なんとか翌月の緊急貯金にお金を入れようと必死に抑えたのが伺えます。
1か月目は定額内で十分に楽しむことが出来ず、中々苦しい結果になりました。てか5月チョコバットしか取れてないとかマジなん?悲しすぎんか???
2カ月目


先月、初日で飛ばしすぎて後悔したことを踏まえ、6月は全体的に控えめなプレイを心掛けました。
その結果、どの週もそれなりにクレーンゲームを楽しむことができたと思います。
大きな景品もゲットできたことで、少ない金額ながらも満足感を得られました。
3ヵ月目


7月は我々の大好きな「ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)」の景品が大量に登場し始め、初週から限度額の半分を使ってしまいます。
5月の惨劇を繰り返しているようにも思えますが、5月と違い、欲しい景品にお金をつぎ込んだので「まあいいか」と思うことにしました。好きなものにはちゃんと投資しないとね!取れてないけど!!!
その後は例に漏れず超節約モードに入り、最後の週に少し遊ぶといういつもの展開に落ち着きました。
ちなみに最後の「?」は日付分からんけど7月最終週やしもうええわと思い、?にしています。
スマホ見ればすぐわかるんにね。というかこのメモスマホで書いとるんやけどね。
そんな面倒くさがりの私ですが、なんとか3ヵ月ルールを守ることができました。えらいぞ。
4ヵ月目


急にすごそうに見えますが、8月は会えない日が多かったためそもそもゲーセンに行く回数が少なく、この程度で済んだというのが正直なところです。
しかし、久しぶりのゲーセンの割にはしゃぐこともなく、やりたい台にしかお金を落とさなかったところに成長を感じます。
5カ月目


ついに緊急貯金が3,000円に達しました!ぶっちゃけ8月の支出が少なかった影響が大きいですが、それでも嬉しいです。
ここまでの5カ月間、欲しい景品の中に1発取りが難しい景品がなかったため、緊急貯金の出番はありませんでしたが、それでもいざという時3,000円使えると思ったらめちゃめちゃ心強いですよね。
また、緊急貯金はこれまでルールをきちんと守って、しっかり節約できたことの証!それが目に見えてわかったのがなによりも嬉しかったです。
定額制度による効果
5カ月間でゲーセンに行った回数は全20回、使用総額が10,300円でした。ぐ…!結構多い…!!!
しかし、定額制度導入前と比べるとご覧の結果に。
制度導入前(概算) | 制度導入後(実績) | 差額 | |
1月当たりの平均使用額(円) | 4,000 | 2,060 | 1,940 |
1回当たりの平均使用額(円) | 1,000 | 515 | 485 |
5か月間の総使用額(円) | 20,000 | 10,300 | 9,700 |
9,700円も節約できてる!!!すごい!!!!!
ちゃんと効果が出ていました。というか、制度を導入しないままだったら1年間に48,000円も失ってたんですか?怖。



ちなみに私は13,100円節約できました



待って…私と3,400円も違うん…?
データにも表れていますが、恐らく一番効いたのが1回の使用額がおよそ半分になったこと。
ゲーセンに行った回数は以前と全く変わっていませんが、定額制度を導入したことで無駄な台にお金を入れようとする気持ちが消え、1回当たりの使用額を減らすことができました。すごいことだよこれは。
しかしその分、獲得できる景品は減ったのかなというのが正直なところです。今回ゲーセン通帳を見返して、7月以降全く景品ゲットできていないことに気付き、衝撃を受けました。つ、つら…。
ですが、対して欲しくもない景品をたくさん持っているよりも、浮いたお金で本当に欲しいものを買った方が絶対に有意義ですよね。
そのことに気付かせてくれたこともこの制度の効果ではないかと思います。
今後について
今後もこの定額制度を続けていこうと考えていますが、緊急貯金が満額になったことが少し気にかかっています。
なぜなら、どれだけ節約しても翌月に繰り越すことができないという状況になった時、せっかくの浮いたお金を月末に全額使い込む可能性が考えられるからです。
我々は定額制度によって依存症状態からやや脱しましたが、今後もクレーンゲームを続けていく以上、昔の精神状態に逆戻りする可能性は十分に考えられます。
そのためその対策として、今後はゲーセン通帳に緊急貯金だけでなく、これまでに節約できた金額も併せて記載していくとともに、一定額以上節約できた暁には「好きなものを買う」「焼肉に行く」「旅行に行く」などの目標を立てようと考えています。
我々はそれぞれでゲーセン通帳を持っているため、「節約額が2人とも5,000円を超えた際は焼肉に行ける」など、2人同時に達成しないといけない目標を立てれば、節約効果がさらに高まるはず!
「結局お金使うんやんけ!」という声が聞こえてきそうですが、我々の目標は無駄遣いを無くすことなのでこれで良いのです。
趣味としてクレーンゲームを楽しみつつ、その他のことにもお金を回し、生活を豊かにする。このスタンスをベースに、今後も適宜話し合いながら、無理せず改善していきたいです。
まとめ
以上が我々の実践した「定額制度」です!この制度が全ての人に当てはまるわけではないですが、この記事が少しでも同じ悩みを持つ人の助けになれば幸いです。
依存症を直すために個人的に必要だと思うのは以下の4点です。
- 自分の現状を知ること(なぜはまったのか、どんな時にルールを破りそうか、その行動による利益など)
- 小さな目標を積み重ねること(初めから大きな目標を立てず、少し頑張れば達成可能な目標を設けること)
- 目標を達成した際のメリットを具体的にイメージすること(特に思いつかない場合は自らご褒美を設けるのも良い)
- 目標を共有すること(1人で実施する場合は家族や友人に話す、SNSで明言するなど)
我々は依存症だと病院で診断されたわけではありませんし、依存症の具合としても非常に軽度だったと考えます。
しかし、自分を見つめなおし、自分に合ったルールを設けたことで、依存症の状態から少し脱することができました。
まずは自分を知ること、そして今の自分が達成できそうな小さな目標を立てることで少しずつ改善していけるのではないかと私は思います。
少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!皆さんが自分の趣味と楽しく向き合えることを心から願います。
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